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2019年12月31日

介護付有料老人ホーム「八王子同友会 長寿の森」(医療法人社団 同友会)《後編》

「同友会八王子診療所」を併設し、健康管理と病気の早期発見・早期治療、もしもの時にも大きな安心

 お探し介護ライターが実際に施設へ足を運んで、見て、聞いて、体験して、感じたままを報告する施設訪問レポート。介護付有料老人ホーム「八王子同友会 長寿の森」の後編です。


 JR「八王子」駅から西東京バス「上川霊園」行きに乗り、「同友会ホーム前」バス停に到着。降り立ったそこは、あれれ、周りは田んぼや畑が広がるばかり。「同友会ホーム前」なのに、ホームがないやん、どこやねん、と、キョロキョロ見回すと、ちょっと視線を上げた先に、おおっ、というほど威風堂々、小高い山の頂きに(すぐそこなんですが)そびえ建つような建物が。こりゃデカいっすねえ。

 といっても、建物だけが目立っているのではなく、むしろ森の中に埋もれるような感じで、こういうのを自然と一体化している、というんでしょうな。いや、これまでも“自然豊か”とアピールする施設はたくさんありましたけど、これほど本格的というか、本物の自然に囲まれた施設は、少なくとも今まで取材した中では、初めて、です。

 そう言うと、自然が豊かなのはいいけど、生活するには不便なんじゃないか、と思われるかもしれませんが、そんなことはないですよ。歩いて2~3分のところにコンビニだってあるし、周辺には郵便局、金融機関、ショッピングセンター、各種専門店、レストランなどの利便施設が揃っています。大自然の懐に抱かれ、静かで心落ち着ける暮らしを楽しみながらも、生活のための利便性も兼ね備えた、絶好の環境に「八王子同友会 長寿の森」は建っています。

 「八王子同友会 長寿の森」の開設は1973年(昭和48年)9月15日。以来、40余年にわたりこの地に君臨してきた歴史と実績が、建物からも周囲の森からもほのかに薫り立っていそうな気もして、いや、そう思えば軽く感動さえ覚える景観(外観ではなく、あえて景観とします)ですが、おっと、感動している場合じゃない、遅刻だ、急がねば。

 小高い山の上に建っているので、館内までは結講急な坂道を登らなくてはいけません。車椅子の方はお気をつけください。昔の校門のような門を抜けると、そこには「同友会八王子診療所」とあります。そう、同じ敷地内に同じグループが運営する診療所を併設しているのも「八王子同友会 長寿の森」の特徴の1つ。先に説明しておきますと、「同友会八王子診療所」の診療科目は内科。協力内容は、予約診療・治療・往診(内科医)・訪問診療・緊急時対応。年2回の健康診断・他医療機関への紹介など。

 この「同友会八王子診療所」と「八王子同友会 長寿の森」とは館内でつながっていて、自由に行き来できますから、通院や治療に大変便利。もしもの時でもこれほど大きな安心は他にはまずないでしょう。「八王子山王病院」(医療法人社団 徳成会)をはじめとする各協力医療機関との24時間支援体制も万全。協力歯科医療機関の「あじさい歯科」からも週1回の訪問診療。なにより、年間60万件を超える検査実績を誇る同友会の運営ですから、病気の早期発見、早期治療には定評あり。医療を重視されている方は是非、ご検討ください。

リラックスルームから望む景色
リラックスルームのマッサージチェア。
エレベータの中も絨毯敷。

見晴らしの良い食堂でいただく、専門スタッフが心を込めて調理したバラエティ豊かな美味

 で、またまた話は戻ります。「同友会八王子診療所」は「八王子同友会 長寿の森」と中でつながっているので、そこから入ればよかったんですが、その時点ではそんなこと知らない私は、そのまま坂道をさらに登って、上まで行けばぽっかり姿を現す広~い駐車場を横切り、その奥にある正面玄関へ。

 ちょっとした広場のような駐車場には、秋祭りの櫓(やぐら)というんでしょうか、ほら、盆踊りなどの真ん中に建てて太鼓を叩いたりするやつ、あれが建っていて(掲載は遅れましたが、取材したのはまだ秋だったので)、同施設が地域の行事に貢献していることが伺えます。

 玄関を入れば、思いがけないほど広々したロビーにフロント。隅に喫茶コーナー。スペースの使い方に余裕を感じます。フロントでは来客者の対応、不在時の伝言連絡、郵便物のお預かり、クリーニング・宅配便等出入り業者の取次および生活用品の販売、役所・病院への手続き代行に日常生活用品の買い物代行(個別有料)、食堂・大浴場・多目的ホール・図書館等の各種共用施設利用案内、法律・税務・相続・財産等の相談(専門家対応)、その他各種イベント・サークル・同好会等の活動サポート、などなど、入居者が快適なホームライフを過ごすための各種のサービスを用意。さまざまなシーンで各担当スタッフが良きアシスタントとして健やかな暮らしをサポートします。

 そのロビーで出迎えてくれた山田将人さんと、佐藤正広施設長への挨拶と遅れたお詫びもそこそこに、まず向かったのは食堂です。試食を頼んでおいたので。

 この食堂が、いいっすねえ。広くて、明るくて、開放的で、そろそろ食事の時間が終わる頃でもわいわいと賑やかで活気があって。なにより、そこからの眺望がスバラシイ。山の上だから見晴らしが良いのはわかるとしても、見渡す限りの緑、一面田んぼや畑、日本の田舎の原風景は、これを見るためだけに訪れる価値あり。

 そんな食堂でいただく食事は、メインのおかずを基本的に2種類から選び、ご飯は自分でよそう、いわゆるセルフサービス式。ご飯は普通、やわらかめ、を選べます。献立は入居者からの意見も取り入れて考えているそうです。

 こういうセルフサービス式の食堂って、食事介助が要らない人だったら、このほうがいい、という方、意外と多いのではないでしょうか。私も好きです。なんか、学生時代を思い出して。ただし、味はそのへんの学食なんかより全然美味しいですよ。この日のメインはレバ野菜炒め、または、サバ塩焼き。専属の栄養士と調理師が栄養バランスを考慮し、素材にもこだわり、心を込めて調理してくれる食事は、毎日食べても飽きなさそうで、安心していだだけます。

 予定献立例も見せてもらいましたが、和食を中心に洋食、中華と、なかなかバラエティに富んだメニューがズラリ。味はもちろんメニューの豊富さでも飽きさせません。

 この食堂では、入居者だけでなく、スタッフもここで食べているそうで、この日も佐藤施設長、山田さんと3人で卓を囲みましたが、自然と会話が弾んで、取材とは関係ない話もたくさんして、楽しい時間を過ごさせていただきました。

 また、セルフ式だとスタッフとの会話もなくなりがちだと思われますが、ここでは決してそんなことはなく、調理専門スタッフと入居者とのコミュニケーションも良好のよう。聞いたところによると、介護スタッフでさえ気がつかなかった入居者の脳梗塞を、調理スタッフが気がついた、というケースもあった、といいます。頼もしいですね。

見晴らしの良い食堂でいただく、専門スタッフが心を込めて調理したバラエティ豊かな美味
館内廊下。白を基調に清潔感漂う。
見晴らしの良い食堂でいただく、専門スタッフが心を込めて調理したバラエティ豊かな美味
全室南向きの居室。畳の部屋が多い
見晴らしの良い食堂でいただく、専門スタッフが心を込めて調理したバラエティ豊かな美味
モデルルーム。備品は備え付けではない。

入居者とスタッフの距離が近く、“敷居の高くないホーム”を目指して

 その後、館内を案内していただきました。同施設の建物はA棟、B棟、C棟があり、加えて平屋建ての介護棟と介護居室があります。すべて鉄筋コンクリート造りで、6階建のA棟は昭和61年9月築、4階建のB棟は昭和63年8月築、6階建のC棟は平成4年11月築、そして介護棟は平成15年築。

 と、築年月まで詳しく書けるのはもちろん資料にあるからですが、段階を踏んで増築してきたことがわかります。そのためか、実際に館内を巡っていると、どこがA棟でどこがB棟やらわからなくなってきて、案内してもらってなかったら、まず間違いなく迷子になっていたでしょう。

 でも、まあ、いいか、後で資料を見れば、と思っていたら、頂いた資料には前述のように数字は事細かに記載されていますが、肝心の館内の見取り図のようなものが何もない。恐らく、増築を重ねてきているのでそういうものが今まで作成できなかったのでしょう。

 なので先ほど食事をいただいた食堂も、館内のどこに位置するのかわからないという、お粗末な取材ですいません。その後、多目的ホール、浴室、記念ホール、図書館、リハビリ室、談話室(共用娯楽室と共用)、そしてリラックスルームといった共用施設、さらに、利用の際には有料となりますが、理美容室やゲストルーム、トランクルームに至るまで、くまなく見せていただいたのですが、それらもぜ~んぶ、館内のどこにあるのかはここではわからないのであしからず。まあ、見学に行けばわかる、ということで。

 それら共用施設の中でとくに印象的だったのが、リラックスルーム。先ほど食堂から見た風景をここではマッサージチェアで揉まれながら眺めることができます。なんたる至福。

 また、A、B、Cの各棟に男女各1つずつの共用浴場は、なめらかなお湯を生み、清澄な湯質を保つ麦飯石や、いつも清潔なお湯を保つオゾン殺菌と逆流装置を特徴とし、ジェット噴流で「打ち湯」気分を楽しめます。さらに、特別浴室として介護浴室が1つ、機械浴室も1つ。あ、ここまで書いてきて気がつきました。食堂はB棟1階、リハビリ室はC棟4階、でした。

 続いて居室へ。ここの居室の特徴は大きく2つ。いや、3つ、かな? 1つ目は、“全戸南向き”であること。いつまでも自立した生活をしていただくために、居室は全戸南向きで、マンションのような広々したゆとりがあり、大きめの納戸と天袋のついた押入れという豊かな収納スペースをとりいれています。

 そんな全戸南向きで日当たりの良い居室は、一般居室が71室(定員1~2名・親族のみ対象)。居室タイプは、A棟にA1タイプ(専用面性35.25㎡/10.66坪・バルコニー5.39㎡/1.63坪・総面積40.64㎡/12.29坪)、B1タイプ(専用面性41.25㎡/12.47坪・バルコニー6.35㎡/1.92坪・総面積47.60㎡/14.39坪)、Cタイプ(専用面性52.87㎡/16.02坪・バルコニー8.46㎡/2.55坪・総面積61.33㎡/18.57坪)の3タイプ。

 B棟はB1タイプ(専用面性41.25㎡/12.47坪・バルコニー6.35㎡/1.92坪・総面積47.60㎡/14.39坪)のみ。

 C棟にはA2タイプ(専用面性35.25㎡/10.66坪・バルコニー5.64㎡/1.71坪・総面積40.89㎡/12.37坪)、B2タイプ(専用面性41.25㎡/12.47坪・バルコニー6.60㎡/2.00坪・総面積47.85㎡/14.47坪)、D1タイプ(専用面性57。70㎡/17.48坪・バルコニー9.60㎡/2.91坪・総面積67.30㎡/20.39坪)、そしてD2タイプ(専用面性56.25㎡/17.05坪・バルコニー9.00㎡/2.73坪・総面積65.25㎡/19.78坪)の4タイプ。

 いずれもキッチン、洗面所、トイレ、納戸付き。緊急コール等、安全面にも十分配慮していますので、ライフスタイルに合わせてお好みの生活空間をお選びください。

 ここで、これを読んでくださっている方にだけそっと教えるお得情報(というと大げさですが)をひとつ。同施設では入居者が入れ替わるときには畳をフローリングに代えるなど結講大掛りなリフォームを施していますが、その際、新たに入居する方がリクエストすれば、できるだけ希望に応じたかたちでリフォームしてくれるそうです。

 これはなかなか他にはない、うれしいサービスですね。生活する人にとっては、棚の位置や収納の仕切りなど、細かいところでも使いやすさは違ってきますからね。ただし、大幅な追加費用がかかるようなものは不可ですから、そのへんは応相談ということで。

 一般居室とは別に、「専用介護居室」として個室4室(26.95㎡)、「一時介護室」が1人部屋9室(各14.25~41.80㎡)、2人部屋2室(15~35.25㎡)の計11室(定員13名)があって、これが特徴の2つ目。当施設の介護は、住み慣れた部屋、つまり一般居室で行うことを基本としていますが、24時間の見守りが必要となれば、一般居室の利用権はそのままで、介護棟にある「一時介護室」でお過ごしいただきます。

 その後、常時介護が必要となると、本人もしくは身元引受人の同意の上、一般居室から「専用介護居室」への住み替えも可。その場合、当初の一般居室の利用権は「専用介護居室」へ移動し、「専用介護居室」に利用権が発生します。居室面積の減少・仕様の変更に伴う費用調整は行わず、住み替えに伴う追加費用の支払いもありません。まさに二重、三重の介護体制といっていいでしょう。

 その介護棟を巡回中、白衣を着たドクターらしき人が館内を闊歩していました。聞けばやはり併設の「同友会八王子診療所」のお医者さんで、ちょうど訪問診察中だったようです。なにしろ館内でつながっていますからね。同じ建物内に診療所があるも同然、しかも同じ同友会(シャレじゃないよ)の運営ですから、医療体制はこのうえなし。

 その「同友会八王子診療所」の中も見せてもらいましたが、こじんまりした中にも結構充実の設備があるようで、診療所というより病院と呼んでもいいぐらい。少なくとも私が子供の頃に通っていた田舎の病院よりは立派です。そこと比べても意味ないけど。

 そこにたまたま居合わせた入居者の方がいらっしゃいましたが、聞けば御歳、なんと101歳だそう。だけどそんな御歳には見えないほどお元気そうで、杖こそついていましたが足腰もしっかりしていて、看護婦さんとも会話も流暢です。これだけの御歳の方がこれほどしっかりされていることが、同施設の介護・体制の良さを何よりも物語っている、といっても過言ではないでしょう。

 そして3つ目、これは居室というより施設全体の特徴になりますが、「広大で豊かな好環境」にも触れておかなくては。同施設の敷地面積は3万0120㎡(建物面積8095㎡、うち老人ホーム分7310㎡)。坪でいうと約1万坪もの広大な敷地には緑が溢れ、四季折々の花が咲き誇り、入居者や訪れる人を楽しませてくれます。実際、全戸南向きの居室の窓から見える景色は、まさに森。文字通り、長寿の森に囲まれた老人ホーム。それが「八王子同友会 長寿の森」です。

 その森の中には菜園もあり、遊歩道もありますから、見学に訪れた際は、建物の中だけでなく、その遊歩道も歩いてみることをおすすめします。お孫さんなんかも連れて来られると、きっと大喜びされることでしょう。では、最後に、佐藤施設長からお話を。

「ここは生活の場ですから、気を使ったり、背伸びをしたりせず、入居者様それぞれの自分なりの生活を楽しんでいただきたい。そのために我々が目指すのは、“敷居の高くないホーム”です。誰もが気兼ねすることなく生活できて、スタッフと入居者様との距離も近い施設にしていきたいと考えています」

 そのスタッフと入居者との距離の近さは、取材対応してくれた入居相談部主任の山田将人さんをみればなんとなく想像がつきます。というのは、山田さん、元気がよくて、明るい性格のようで、なにより、この仕事が好きで誇りを持って働いていることが話をしていて伝わってくるのが好感度大。いわゆる好青年なんですが、なぜか独身で彼女もおらず、そのことで入居者の皆さんからからかわれたり、心配されたりしているそう。きっと、入居されている方からすると、まるで自分の子供か孫のような気がするんでしょうね。そういう関係、大変良いと思います。ついでに私も、影ながら山田さんの婚活を応援しておりますので、頑張ってくださいね、山田さん。

 おっと、山田さんの話で締めるわけにもいかないので、文字数オーバーを承知でもう一度まとめますと、1)医療法人が運営、2)全戸南向きの快適な居室、3)広大で緑豊かな好環境、4)診療所が併設、5)住み慣れた居室での介護(24時間見守りが必要な場合は利用権はそのままで一時介護室へ。専用介護居室への住み替えも可)、という5つの特徴をもつ「八王子同友会 長寿の森」。あと、言い忘れましたが、同施設では入居してから地域のサークルに入って活動している人もいるぐらい、地域との交流が盛んなことも申し添えて、取材レポートを終了します。最後まで読んでいただきありがとうございました。そして、これを読んで「八王子同友会 長寿の森」に興味をもたれたら、是非、ご見学に行かれて、ご自身の目でお確かめください。(了)

入居者とスタッフの距離が近く、“敷居の高くないホーム”を目指して
A、B、C棟に各1つずつの共用浴場
入居者とスタッフの距離が近く、“敷居の高くないホーム”を目指して
理美容室。
入居者とスタッフの距離が近く、“敷居の高くないホーム”を目指して
佐藤正広施設長。入居相談部の部長も兼任。

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