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介護職員初任者研修の資格体験談／21日目 特別養護老人ホームでの実習！

実習3日目、これで全ての実習は終わり。残すは評価テスト。

2日目の実習で、実習“あるある”　1位の「お客様とお話しておいて」の洗礼をうけ、若干心に“ひび”が入った「お探し介護」のA相談員です。

今回の実習（特養）の前日は珍しくソワソワ・ドキドキしてしまいました（笑）でも、約2ヶ月間介護職員初任者研修を受講し、その集大成でもある実習は教科書や先生方の現場“あるある”を体感・実感できる良いチャンスだと思って前日は、「自分は“この場面は苦手”、“こう言われるのは苦手”」と真面目に自己覚知（自分を知る）をしました。これすごく良いですよ。「忘れ物をする」というのも今回発見できた自分ですが、物理的な発見よりも、精神的な発見を出来たのが大きな収穫ではないかと思います。そんなこともあって＆これで終わりという気持ちもあり、朝は健やかな気持ちで実習に行けました。

今回は準備万端、熊さんのエプロンもヨシ！家を出る前の再確認もヨシ！ボールペン・・・ナシ！同じ受講生にお借りしました。ちなみに今回の実習は、横浜市福祉サービス協会で一緒に受講している受講生が4人です。集合時間に会ってすぐの会話は「どうだった実習？」です。もちろん個人情報やプライバシーに関わる話はしませんが、すごく盛り上がりました（内容はご想像ください）。
（写真の建物の2・3階が実習先の特養です。）

前回（介護初任者研修の20日目）のレポートはこちら

特別養護老人ホームとは

3日目（最終日）の介護職員初任者研修の実習は横浜市南区にある特別養護老人ホームです。特別養護老人ホームとは、通称・特養（とくよう）と言われ社会福祉法人や医療法人、社会福祉協議会などが主として運営しています。一般の方の多くは、特別養護老人ホームや有料老人ホームなどまとめて「老人ホーム」と認識している方がいらっしゃいますが実際は費用や設備、入居できるまでの期間（待機者）など違いがあります。

一般的な方の理解（誤解も）では、前者の特養は「老人ホームは待機者が多くては入れないでしょ」の老人ホームで、後者の有料老人ホームは「老人ホームはお金高いんでしょ」と言ったらわかりやすいかもしれません。私の実習は前者の特養です。ちなみに、これまで特養は介護度1～5が入居要件（入居申込できる条件）でしたが、今年（2015年）の4月からは介護度3以上に要件があがります。

受講生と再会、そしてお別れ

実習では、研修の先生だった方が教室での研修のように最初に目標や注意事項の読み合わせ、施設内の案内などをしてくれました。また、それぞれのスタッフにも最初に紹介をしていただいたのでとてもやりやすかったです。

私がお世話になった特養は4つのユニットに分かれています。ユニットとは、以前は例えば80人を1つとして捉えて生活（介護）していましたが、個別ケアが重視されるようになっている近年では、それぞれ身体状況（医療依存度や認知症など）などによって小さくグループに分けて、専用のフロアやスタッフで個別にケアをするという流れになっています。ユニットは、施設によって人数は異なりますが今回の特養では1ユニット20名で4ユニットある施設です。私たち実習生4名は、それぞれのユニットに配置し、最後に小さく手を振り「またお昼ね」としばしのお別れです。私が配置されたのは重度認知症のフロアです。でも、本当にスタッフの方々が個別ケアを実施していたので、正直重度には思えないほど穏やかで良い表情の方々が多いフロアでした。あと驚いたのは、ユニット毎に鍵がないことです。鍵どころかドアも開けた状態のままです。ですので、スタッフも入居者の方も出入り自由です。スタッフの方々が私にもすごく気を配っていただき、色々なことを教えてくださいました。私は昔から介護でもっとも大切なことは「人」だと思っています。特養だろうが、有料老人ホームだろうが、どんな豪華でキレイな設備、環境よりももっともっと大切なのは「人」だと思っています。そういった意味では、スタッフの「人」がすごく良く、結果的に入居している方々の表情や雰囲気にも表れていたのではないかと思います。

お昼ご飯に集まり「どうだった？」と話し、また夕方までお別れ、夕方に再開して「どうだった？」という感じで一日が終わりました。ちなみにお昼は施設の食事を頼んでいただけました（500円です）。「あーーー、お金払うの忘れた・・・。払います・・・。」

さて、明日は評価テストです。テスト勉強はまだしていません。ちなみに「一夜漬け（いちやづけ）」とは、テストの前日などに徹夜（寝ないで作業をする状態）で勉強する方法とのことです。これから、一夜漬けですが、ちゃんと寝ます。