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2018年05月21日

介護付有料老人ホーム「サニーステージ二俣川」 (株式会社小俣組)《後編》

お好みのカップで本格コーヒーやお酒もたしなめるバーカウンター

お探し介護ライターが実際に施設へ足を運んで、見て、聞いて、体験して、感じたままを報告する施設訪問レポート。介護付有料老人ホーム「サニーステージ二俣川」の後編です。

まずは1階、じゃなくて地下1階(玄関があるフロアなので間違えやすいです)の食堂から。広めで明るく、テーブルとテーブルの間もゆったり、大きなテレビにエレクトーンとカラオケマシン。いい雰囲気だけど、まあ、普通といえば普通です。普通と違ってちょっといいな、と思ったのがバーカウンター。ここで定時に提供するお茶とは別に、有料ですがお好みのカップで本格的なコーヒーやサイダー、生ジュース、ときにはナイトバーとしてお酒を嗜んだりもできるそうです。いいですねえ、こういうのが欲しかったんですよ、と私が言うのもなんですけど。

 続いて上にあがり、1階、2階の居室フロアへ。居室は18㎡の個室が52室、27㎡の2人部屋が4室で全56室・定員60名。介護ベッド、レースカーテン、ナースコール、洗面、トイレ、電話回線、テレビ回線を標準装備。2人部屋のみミニキッチンとワードローブがつきます。まあ、とりたてて特筆すべき点はないな、と思ったんですが、よくよく聞いてみると、介護ベッドはプラッツ製(業界の方ならご存知でしょう)で、頭の角度を微妙に調整できるため、誤嚥を防いだりできるというすぐれもの。低床型ベッドも10台ほど用意しているそうです。

なんだ、ちゃんと書くべきことがあるじゃないですか、湯川さん。最初は何にも言ってくれなくて、こっちがしつこく聞くと、そういえば、という感じで説明してくれる湯川さんは、どうもあんまり積極的にアピールするタイプではないようです。どうぞ、ありのままを見てください、ということでしょうが、取材者からすると、もっとあれこれ詳しく説明してもらえると助かるんだけどなあ、なんて思っていたら――。



食堂のバーカウンター。本格コーヒーやときにはお酒も窘める。
プラッツ社製の介護ベッド。角度の微調整が可能で誤飲等を防げる。

富士山画を眺めながら銭湯気分でゆったりお風呂

あまり積極的にアピールするタイプではなさそうな湯川さんが、唯一、ここは見てほしい、といって案内してくれたのが、“お風呂”です。1階、じゃなくてまた間違えた、地下1階に降りて、食堂とは反対側の奥に鎮座している大きな木彫りの布袋様の横を通り過ぎ、「ゆ」ののれんをくぐれば、そこはなつかしき銭湯の世界。なんといっても、奥の壁一面に描かれた富士山画が素晴らしい。これは現在2人しかいないという銭湯絵師に描いてもらったそうですから、わざわざ見に来る価値ありですよ。

 この富士山画は、自立の人用の大浴場からはもちろんのこと、機械浴槽や個浴槽からでも眺めることができます。さらに、これも湯川さんのアイディアのようですが、実際の入浴時間には、銭湯気分を盛り上げるBGMを流したり、菖蒲などの香りを演出したりもしているそうです。ほんとに細かいことによく気が回る支配人ですね。実際に入浴してみたくなりました。

 けど、まあ、お風呂までいただくのはさすがに図々しいので、代わりといってはなんですが、昼食を試食させていただきました。本日のおかずは青椒肉絲に豆腐の中華煮、ワンタンスープなど。中華料理だけど和を感じる味付けで美味しいです。食堂に広めの厨房も併設していて、毎日出来立てをいただけます。ときには新鮮なお刺身や手作りのデザートなども。もちろんおひとりお一人の身体の状態に合わせたソフト食などの対応も万全です。

富士山画を眺めながら銭湯気分でゆったりお風呂
お風呂の富士山画。日本に2人しかいない銭湯絵師の作。
富士山画を眺めながら銭湯気分でゆったりお風呂
2人部屋は27㎡が4室。

創業以来の“ホテルなみ”のサービスやおもてなし

 ちなみに食事の時間については、「ホテルのように食事の時間の幅を設けていて、ご自身で食堂までお越しになれる方でしたらお好きな時間にお召し上がりいただけます」と湯川さん。この「ホテルのように」というのが食事に限らず、同施設、いや、同グループの創業以来のモットーだと言います。

「ですから、挨拶一つとっても、通りすがりにちょこっと頭を下げるとかではなく、きちんと立ち止まって、丁寧に挨拶するよう指導しています。入居されている方はもちろんこと、ここへいらっしゃるすべての方々に気持ち良い時間を過ごしていただきたくて」という湯川さんは、話せば結構熱い方のようで、あまり積極的ではなそうなどと言ってすいません。取材日に飾られていたこいのぼりも湯川さんの手によるものだと先述しましたが、こうした季節ごとの飾り物や催し物は、「“過剰”にやる」ことを心がけているそうです。それもこれも入居者や来訪者に「楽しんでもらいたい」という気持ちからですが、それが“過剰”な湯川さん、気持ちは「ホテルなみ」どころか、「ホテル以上」のものがありそうです。

 そんな湯川さんとお話するのが結構楽しくて、取材を忘れてつい長々と話し込み、ここには書けないお話もたくさん伺いましたが、それはいずれ別の機会に。とにかく湯川さんの温かい人柄に惹かれて今までにない長時間の取材になってしまい、お忙しい中申し訳ありませんでしたが、これにて「サニーステージ二俣川」の取材は終了。あとは皆さんご自身で実際に確かめに、そして湯川支配人にも会いに、「サニーステージ二俣川」へ足を運んでみてください。


創業以来の“ホテルなみ”のサービスやおもてなし
本日の昼食。メインはチンジャオロース。
創業以来の“ホテルなみ”のサービスやおもてなし
優しそうな雰囲気の支配人の湯川博さん。

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